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私が障がい者福祉という分野で仕事をしているのは

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まったく別の業界から来たという幸運があったからです。介護」「福祉」と聞くと、3Kと言われ、抵抗がありました。しかし、実際に働いてみると、人と接する仕事が自分の性に合っていたようで、この会社で5年働いています。
仕事をする中で、他人のトイレ掃除など、心身ともに苦手なこともあります。外から見ると、そういうことが1番のイメージになってしまい、嫌がる人もいるかもしれません。人はいつもトイレにいるわけではないので、他の日常生活の補助をすることで良いことがあります。仕事をする中で、その人からいろいろなことを教わりました。前職は銀行員で、毎日お金を数えていて、気が狂いそうでした。それに比べれば、今の方が生きている実感がありますね。
また、この業界は国の方針で動かざるを得ないのですが、働く人の待遇は年々手厚くなってきていると思います。それだけ、高齢化社会の中で重要な役割を担っていると感じています。
10年前、私が高校生の頃、この業界で働きたい、学校に行きたいという人は全体の5%にも満たなかったと思います。私は残りの一人でした。現場は見ていないが、下は夜勤や汚れ仕事があって大変だという印象があった。
家族や知人に施設に入ったことのある人がいたり、福祉関係の仕事をしていたりすると、ある程度イメージがつくかもしれませんが、そうでなければ、自分のイメージの中では未知の世界です。
この業界についてあまり知られていないことも、人手不足の一因だと思います。今でこそ成長し、開放された業界ですが、私が学生の頃の職場体験では、この業界の選択肢は少なかったように思います。
もっとこの業界を知る機会を増やし、将来の職業選択として選んでもらえるような一般的な業界になってほしいと思っています。
評判の悪い介護施設なんか淘汰されたほしいとすらおもいます。
また、就職しても離職率が高いのは、一人分の仕事量をこなせるだけのスタッフがいないことも一因だと思います。万が一、そうなってスタッフの体調や生活が悪化したら元も子もない。手っ取り早く人を集めるには、給料を上げるのが一番だと思うんです。給料は年々良くなっているとはいえ、他の業界と比べればまだまだ低い。そのため、待遇を改善する必要があります。